贅沢いわしフィレゆず
贅沢いわしフィレゆず

●贅沢いわしフィレ / ゆず

・第22回水産加工品総合品質審査会

 農林水産大臣賞 受賞(2011)

・JAL国際線ファーストクラス

 メニュー 採用(2011)

・「食のちばの逸品」1位 入賞

 (2013)

鯖の甘露煮
鯖の甘露煮

●鯖の甘露煮

・第61回全国水産加工たべもの展

 品評会

 大阪府知事賞 受賞(2012)

・「にっぽんの宝物」世界大会

 最優秀賞 受賞(2016)

押し寿司
押し寿司

●ひしこ押し寿司

・第19回水産加工品総合品質審査会

 全水加工連会長賞 受賞

有限会社アルガマリーナ

■住所

 〒299-2712

 千葉県南房総市和田町海発196-1

 TEL : 0470 (47) 5477

 FAX : 0470 (47) 5488

 

■営業時間

 直営食堂 ” 海の食処「なむら」”

 11:00~16:00

(テイクアウトは18:00まで)

 

■定休日

 毎週水曜日 

 

お問い合わせ

千葉県公式観光物産サイト
千葉県公式観光物産サイト

イワシの話

改良揚繰(あぐり)網絵馬

改良揚繰(あぐり)網絵馬

 ホームページトップの絵は明治28年、千葉県いすみ市の神社に奉納された絵馬です。改良揚繰網は我が国最初の水産技師・関澤明清(せきざわあけきよ)の指導により、明治21年頃、九十九里椎名内(しいなうち)に始まり、全国に広まったいわし漁法です。


らくだ出版

「イワシの話(シリーズ海)」

平本紀久雄 著より

(※絶版。図書館や古書店などで)


●イワシ漁の歴史

 私たちの祖先はいったい、いつごろからイワシを食べてきたのでしょうか。

 

 古代人のごみすて場だった貝塚は、日本の太平洋岸で700か所以上も発見されていますが、約350種の貝にまじって40種ほどの魚の骨が見つかっています。タイ・フグ・カツオなどにまじってイワシの骨も見つかっていますので、イワシは縄文時代から食用にされていたものと考えられます。

 

 奈良時代や平安時代になると、宮中のみつぎ物のなかにイワシの乾物がつかわれていました。江戸時代に入ると、イワシ漁がたいへん盛んになりました。それは、イワシが食用よりも農作物の肥料として用いられ、大量に必要とされたからです。とくに、私が住んでいる房総半島は、江戸時代からイワシ漁業の中心地だったのです。

 

 房総半島におけるイワシ漁のはじまりは、16世紀のなかばの1555年で、九十九里浜へやってきた紀州(現在の和歌山県)の漁師が、「地引き網」をひろめたといわれています。しかし、イワシ漁が本格化したのは17世紀(江戸時代のはじめ)になってからのことです。当時の漁法は、地引き網のほかに、おもに銚子の近くで行われた大きなふろしきをひろげたような「八手網」が中心でした。

 

 銚子の八手網漁や九十九里浜の地引き網漁は、18世紀はじめには従事する人が数万人をかぞえ、全国一の規模になっていました。 当時の網元たちは、十万石の大名なみのぜいたくな暮らしをしていたといわれています。

 

●イワシのなかまを集めてみると

 ひとくちにイワシといっても種類が多く、世界中に330種もいるのです。 日本周辺に住んでいるイワシのなかまは、26種(3科18属)います。その26種とは、「ニシン科」のギンイワシ・ウルメイワシ・ミナミキビナゴ・キビナゴ・バカジャコ・ヒラ・マイワシ・カタボシイワシ・オグロイワシ・サッパ・ミズン・ニシン・ホシヤマトミズン・ヤマトミズン・コノシロ・リュウキュウドロクイ・ドロクイの17種、「カタクチイワシ科」のエツ・ツマリエツ・カタクチイワシ・インドアイノコイワシ・タイワンアイノコイワシ・ミズスルル・オオイワシ・チョウセンタレクチの8種、それに「オキイワシ科」のオキイワシ1種です。

 

 おもに漁業の対象となる種類は、マイワシ・ニシン・カタクチイワシ・ウルメイワシ・コノシロなどです。この本の主役になるマイワシにもっとも近い種類は、名まえのちがうニシンやサッパで、いずれも「ニシン亜科」にぞくし、人にたとえれば兄弟ともいえる間がらです。これにくらべると、「ウルメイワシ亜科」のウルメイワシや「コノシロ亜科」のコノシロは、両方ともマイワシとはいとこぐらいはなれています。「カタクチイワシ科」のカタクチイワシになると、マイワシとは遠い親せきほどもへだたりがあるのです。

 

●栄養価の高いイワシ

 私が住んでいる千葉県では、イワシを「海の米」とよんでいます。 むかしからイワシがたくさんとれていて、いろいろな料理で食べていたからです。イワシには、いろいろなビタミンやカルシウムなど、私たちの体の成長に欠かせない栄養分がたくさんふくまれているほかに、脂肪には血液のなかのコレステロールをへらす効果があり、脂肪酸の一種のエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)は、おとながかかりやすいいろいろな病気のよぼうに効果があることもわかってきました。 また、アミノ酸の一つのタウリンは、血圧をさげる作用があるそうです。このように、イワシは、たくさんの栄養がふくまれている健康食品なのです。

 

 ところで「海の米」とは、人間ばかりではなく、カツオ・ブリ・マグロなど、大型の魚にとっても大切な主食なのです。イワシがたくさんいる海は、大型の魚にとっても住みよい海といえるでしょう。

 

※著者の了解を得て転載しています。